山梨総合研究所様サイトにインダストリー4.0に関する寄稿をさせていただきました
山梨総合研究所様のサイトにNews Letterとして、インダストリー4.0に関する寄稿をさせていただきました。「中小企業とインダストリー4.0、そしてIoT」という題です。
https://www.yafo.or.jp/2017/09/29/8825/
ドイツで始まったインダストリー4.0は、ドイツでは既に第2段階に入ったと言われています。
また、アメリカはドイツとは違った視点でIoTをあらゆる分野で進めています。
方や日本は?
何事もエンジンのかかりが遅いのが日本ですが、このクラウド、ビッグデータ、IoT、AIに関して言えば、様子をうかがう時期は当に終わっていると思います。。
既にクラウド業界は、アメリカの大手企業、アマゾン、マイクロソフト、グーグル、IBM等で世界シェアを抑えられ、日本企業が生き延びること自体が難しくなり始めています。
インダストリー4.0は、日本のものづくりを大変革するだけの力を持った代物です。
特に日本の中小企業は、インダストリー4.0こと、第4次産業革命の1つ前、第3次産業革命と言われた「IT革命」に乗り遅れ、成功している企業はほとんどいないと思われます。
今の日本の中小企業で、製品、部品をリアルタイムに在庫管理し、各生産工程の進捗状況がリアルタイムに把握できている企業がどのくらいありますでしょうか? 残念ながらITが企業の根幹を支えている中小企業は1割にも満たないのではないか、と感じています。
インダストリー4.0では、製品を生産している企業から末端の原材料を生産している企業までがリアルタイムに情報連携されることが要求されてきます。
そのとき、あなたの企業は対応できますか?
第3次産業革命が完成していない今の状態で第4次産業革命に入ってしまった「日本のものづくり」は、一体どうなってしまうのでしょうか。
これは、決して誇張ではありません。
中小企業は、人の成功を待つのでは無く、自ら汗をかき、自社の技術・ノウハウとして蓄積しない限り、日本のものづくりに明日はないと考えています。
それでなくても人口減で国内需要が下降していく社会において、全ての企業が生き残る時代は終わっています。
変革のできない企業は舞台から降りて行かざるを得なくなります。それもかなり速いスピードで。
是非、ご一読ください。